【事例あり】コンプライアンス月間(10月・11月)に何をやる?形骸化を防ぐ漫画活用術

column2026.04.30

企業活動において、コンプライアンス啓発の重要性は広く認識されています。

一方で、10月・11月のコンプライアンス月間が近づくと、「毎年実施しているものの、手応えを感じにくい」と悩まれるご担当者の方も多いのではないでしょうか。 

本記事では、コンプライアンス啓発の形骸化を防ぎ、現場の行動変容につなげるための具体策として、漫画活用の考え方と事例を解説します。

よくあるコンプライアンス施策の課題 

多くの企業で、コンプライアンス施策は以下のような状態に陥りがちです。

  • 毎年同じ研修・資料になってしまう 
  • 内容が堅く、最後まで読まれていない
  • ルールは理解している「はず」なのに、行動が変わらない 

コンプライアンス施策は「実施したかどうか」が目的になってしまうと、どうしても形骸化しがちです。 

本来は、現場での判断や行動に影響を与えることが求められているはずですが、そこまでつなげるのは簡単ではありません。 

漫画は「理解」より「気づき」をつくる 

こうした背景から、近年はコンプライアンス啓発に漫画を活用する企業も増えています。 

ただし、ここで重要なのは、漫画を説明ツールとして使いすぎないことです。
すべてを漫画に詰め込もうとすると、かえって伝わりにくくなります。 

  • 気づき・意識づけは漫画 
  • ルールや制度の詳細はテキスト 

このように役割を分けたほうが、読み手にとっても受け取りやすくなります。
漫画は「教えるため」より、考え始めてもらうための入口として使うのが向いています。 

なぜ漫画は「自分ごと」になりやすいのか

コンプライアンスが浸透しにくい理由の一つに、「自分には関係ない話に見えてしまう」という点があります。
漫画では、主人公を最初から模範的な社員にはしません。 

  • ちょっと気が緩んだ 
  • 悪気はなかった 
  • 空気を壊したくなかった 

そうした迷いや感情をあえて描くことで、読んだ人が「これ、自分もやりそうだな」と感じられる構造をつくります。 

「正解を押しつけるよりも、迷っている姿を見せたほうが考えは深まる」――多くのコンプライアンス啓発漫画を制作する中で、そう感じています。 

コンプライアンスの中に含まれるテーマとは 

コンプライアンスというと、どうしても「ルール」や「禁止事項」の印象が強くなりがちですが、実際には日常業務の中のちょっとした場面で問われることがほとんどです。 

  • 何気ない言動 
  • 業務上の判断 
  • 情報の扱い方 

その中でも、特に身近なテーマとして取り上げられるのがハラスメントや情報管理です。 

ハラスメントとコンプライアンスの違い 

ハラスメントは、コンプライアンスの中に含まれるテーマの一つです。

コンプライアンスは法令遵守だけでなく、企業として求められる倫理や行動規範全体を指します。
ハラスメント防止や情報漏えい対策も、その一部にあたります。 

つまり、 

  • ハラスメント:個別テーマ
  • コンプライアンス:それらを含む全体概念

という関係になります。 

コンプライアンス漫画の活用例

漫画は、日常の中にある「判断の迷い」や「違和感」を描くのに向いています。
例えば、 

  • 冗談のつもりの一言がハラスメントになるケース 
  • SNS投稿から情報が広がってしまうケース 
  • 正解が分からず迷うグレーゾーンの判断 

こうしたテーマは、文章だけよりも、ストーリーとして見たほうが状況をイメージしやすくなります。 

制作事例(一部) 

レジカスタジオでは、さまざまなコンプライアンステーマに応じた漫画制作を行っています。
以下は一例となります。 

ハラスメント啓発漫画

何気ない言動がハラスメントにつながるケースをテーマに、職場内の空気感や当事者の心理を重視して構成。
「悪意のない発言」がどのように受け取られるかを可視化することで、自分ごととして捉えられる設計にしています。 

SNS・情報漏洩対策漫画

社外秘情報の取り扱いとSNS投稿をテーマに、日常の延長で起こりうるリスクを描写。
「嬉しさ」や「気の緩み」といった感情を起点に、意図せず情報が拡散される流れをストーリーとして表現しています。 

制作時に意識しているポイント 

レジカスタジオでは、コンプライアンス漫画を制作するにあたり、単に内容を分かりやすく伝えるだけでなく、「実際の行動につながるか」という観点を重視しています。 

そのため、以下のポイントを意識してストーリー設計を行っています。 

1.自発的な理解を引き出すコンテンツ設計 

コンプライアンスは知識として理解するだけではなく、「自分ごと」として捉えられることが重要です。
そのため、漫画の中ですべてを説明するのではなく、読者が違和感に気づき、自ら考える余白を意図的に設けています。 

2.「悪人」ではなく「誰にでも起こりうる状況」を描く

問題を特定の人物の責任として描くのではなく、「なぜ起きてしまうのか」という背景に焦点を当てています。
日常の延長線上にある出来事として描くことで、「自分にも起こり得ること」として認識されやすくなります。

3.現場での行動に落とし込めるストーリーにする

理想論や抽象的な正論ではなく、実際の業務の中で判断に迷う場面をベースに構成しています。
読後に「自分ならどうするか」を具体的にイメージできる設計にすることで、行動変容につなげます。 

レジカスタジオのコンプライアンス漫画制作について 

レジカスタジオでは、コンプライアンス漫画の企画・制作を行っています。
単なる作画制作にとどまらず、コンプライアンスの「伝え方」そのものを設計できる点が特徴です。
企業様ごとの課題や現場の状況に応じて、 

  • テーマ設計 
  • ストーリー設計 
  • 表現トーンの調整

まで一貫してご提案が可能です。 

また、社内向け漫画では「職場の空気感の再現」を重視しており、ヒアリングを通じてリアリティのある描写を行っています。 

まずはご相談ください 

「何をやればいいかわからない」という段階からでも問題ございません。
コンプライアンスを“伝わる形”にするために、漫画という選択肢をぜひご検討ください。 

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よくあるご質問(Q&A)

Q.コンプライアンスを漫画にする必要はありますか?

A.文章だけでは伝わりにくい「状況」や「判断の迷い」を可視化できるため、理解と行動の両方に働きかけることができます。

Q.どのテーマを扱えばよいかわかりません

A.よくある事例や企業様の課題をもとに、優先度の高いテーマからご提案可能です。

Q.堅い内容でも漫画にできますか?

A.可能です。トーン調整により、読みやすさと正確性のバランスを取りながら制作します。

Q.どのくらいのボリュームが適切ですか?

A.用途に応じてご提案しますが、短いページ数でも効果的に伝える設計が可能です。

Q.費用感はどのくらいですか?

A.内容やボリューム、仕様によって異なりますが、企画・構成から作画まで一貫して対応可能です。
 ご予算に応じたご提案も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。 

Q.制作期間はどのくらいかかりますか?

A.内容やページ数にもよりますが、一般的には企画から納品まで3ヶ月が目安となります。
 お急ぎの場合もスケジュール調整が可能な場合がございますので、ご希望があればご相談ください。 

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解説者

レジカスタジオ スタジオ長 小崎 文恵

漫画制作を統括するプロデューサー

兵庫県生まれ。立命館大学卒。GCDF-Japan キャリアカウンセラー。LEGIKA 理事長・CEO。
ベンチャー企業や人材紹介会社での経験等を経て、2014年7月よりジョイン。レジカスタジオのトップとして制作組織を束ねるだけでなく、マンガ表現の新たな可能性を、経営者として積極的に展開している。