博報堂生活総研「データ・コミック」の編集・制作支援を実施しました
LEGIKAは、株式会社博報堂のシンクタンク・博報堂生活総合研究所(以下「生活総研」)が公開する『データ・コミック あの頃と今の“若者”を、データをもとに描いたら。 2022/1992』(以下、「データ・コミック」)におけるマンガパートの編集・制作ディレクションを行いました。
「データ・コミック」は、長期時系列調査「生活定点」の30周年を記念して公開されるものであり、価値観やライフスタイルに根ざした調査データに基づいて、1992年と2022年の若者の特徴をマンガで表現しています。
プロジェクトにおけるLEGIKAの役割
- 生活総研の考える視点をマンガ作品化していくマンガパート全体のコーディネート
- 当該部分の編集・制作ディレクションの実施
- 作家の選定、作家マネジメント全般の実施
「生活定点」は30年間にわたって約1.400項目の多角的な質問を投げかけ続けている取り組みです。
本プロジェクトでは、調査データという漠然とした情報を、ストーリーとビジュアル表現がセットとなったマンガに落とし込むことで、データが指し示す社会の変化を多くの人にイメージしやすくすることを目指しています。
マンガ制作作家に実力者を配置
LEGIKAが運営するマンガ家育成事業「トキワ荘プロジェクト」の卒業生である坂本拓さんと、現参加者であるハトリアヤコさんがデータ・コミックの担当作家を務めています。
坂本拓さんは2014年、『潔癖男子!青山くん』(週刊ヤングジャンプ連載)で漫画家デビューし、2017年には同作がテレビアニメ化もされるなどの実績ある作家です。若者の生活観を巧みに表現する作品を生み出しています。
ハトリアヤコさんは、2017年、読み切り作品『鈴木と山田。』『カタツムリ溶かす』『○の記憶』にてアフタヌーン四季賞・特別賞を受賞するなど、高い評価を受けている作家です。日常を描きながらもノスタルジックな印象を与える作品を手がけています。
お二人の能力と作風を深く理解するLEGIKAが、本プロジェクトへの参加を呼びかけ、この取り組みが実現しました。
マンガ作品公開
データ・コミックは、2022年10月11日より生活総研の公式サイトにて無償で公開されています。各項目のデータ分析とマンガのストーリーが連動する様子を、ぜひWEBサイトにてご確認ください。
マンガ制作の応用ケース
本作品では、調査データとマンガをつなげることで、膨大なデータの蓄積の中から社会の大きな変化を読み解く取り組みとなりました。
LEGIKAでは、組織内に眠るデータや情報資産、人材が蓄えている様々なバックグラウンド・ストーリーをマンガとつなげていくことで、会社や団体の価値につながるものと考えています。