ワークショップ教材として学生間の議論に活用

教育・研修利用
国立大学法人岡山大学
ワークショップ教材として学生間の議論に活用
とまどいキャンパス ― STOP! 問題放置編 ―
教育プログラムとして留学生を考慮し日本語だけでなく英語版でも制作、ストーリー仕立てで身近に感じることで学生間での議論を喚起
目的
大学生向け授業用教材
掲載媒体
パンフレット
分量
モノクロ14ページ(表紙・裏表紙含む)、日本語版・英訳版同時制作
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岡山大学では、新入生や入学前の高校生を対象とした「初年次教育」の一環として、学生が大学生活をスムーズに始められるよう支援する取り組みを進めています。中退に至る学生の多くが、入学直後の段階でさまざまなつまずきを経験していることが明らかになっており、その初期段階への支援が重要視されています。

今回、レジカスタジオはこの取り組みにおいて、授業内で使用するマンガ教材の制作を担当しました。マンガという表現手法を取り入れることで、学生の皆さんの議論をより活性化させることを狙いとしています。

制作したマンガでは、大学生活における大きな環境変化——自分で時間割を作ること、クラス制でないことによる人間関係の変化、期末試験への対応など——に戸惑う学生の姿を描き、「大1コンフュージョン」としてその実態を紹介。誰もが感じる戸惑いを、マンガならではの親しみやすい表現で伝えるとともに、学内で力になってくれる存在についてもストーリー仕立てで紹介しています。

また、現在では日本語を母語としない留学生も一定数在籍していることから、日本語版に加えて英語版も制作。言語の壁を越えて、すべての学生が平等に授業に参加できるよう配慮されています。